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1237:批判的工学主義に向けて Date: 2007-07-15 (Sun) *ケータイ・イミダスのサイト「今を読む!時事・トレンド解体新書」のコーナーにて、「中国建築を笑っている場合ではない」を寄稿しました。 ・以下のURLを携帯に送ってアクセスできるとのこと。ただし、入会有料で僕も見ていない。 http://imidas.shueisha.co.jp/m/qr.cgi *7月15日、東大の本郷にて、国際会議「ユビキタス・メディア」UMATのセッション「1990年代以降の日本の都市・建築ー情報化する風景の批判的分析」のコメンテータを若林幹夫さんとともに担当。 ・藤村龍至さんの「郊外型商業空間における物理的条件の構成とその 可能性」は、ディスプレイの分析を通じ、サインが並ぶ層(=2次元的検索空間)と、商品が並ぶ層(=4次元的流動空間)の二層構造を指摘し、駅、空港、広場、高速道路など、量、スピード、パリエーションが集中する場所にもあられるという。 ・柄沢祐輔さんの「1990年代以降の建築における情報空間に関する提案の分析」は、コーリン・ロウの「虚の透明性」を回遊した後、一覧性を得られるものと再定義し、最近の森山邸や鬼石町ホールは、一覧できるけど、実際の経験としてはさまよう空間のあり方を「虚の不透明性」と命名し、21世紀的な建築だと論じる。 ・南後由和さんの「戦後日本の都市空間における建築家の位置」は、芸術派と構造派に引き裂かれた建築界の状況に対し、戦後の丹下健三のアーバンデザインやメタボリズムは、建築を都市や土木と縫合する試みと位置づけ、70年代以降の建築の都市からの撤退に触れて、全体発表にバトンタッチ。 ・3人による「情報化する社会における空間の実践 にむけて」では、東京ミッドタウンなどにおける表層と深層の乖離を確認し、現在の「工学主義」(=インフラの自動的作動。郊外商業空間も含む)をのりこえるべく、アーキテクチャ型権力や社会的条件を再編成し、逆にそれを利用する「批判的工学主義」(例えば、パチンコパーラー3、ダブルテンポ、スウォッチビル、UTSUWAなどを含むらしい)の実践を提唱する。 ・というわけで、「批判的工学主義」を初めて公式にお披露目する現場に立ち会ったのでした。次世代の論客たちの、建築学と社会学の橋渡しを行いながら、理論の構築をめざす態度は好感がもてる。具体的な事例の分析や提案を積み重ねることで、新しい概念の強度を獲得していくことも必要か。 ・若林さんほか参加者と昼食後、福武ホールの工事現場の壁に描かれた韓亜由美さんのキーワードの森のグラフィック、シンポジウムと関連するメディアアートの展覧会を見る。児玉幸子さんの磁性流体彫刻のモルフォタワーや池上高志+渋谷慶一郎のTAYLOR COUETTE FLOWが印象に残る。北川原研究室も、音カメラを出品。 | |
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